こんにちは☺
本日も引き続き、【ストレスからくる主な病気】を解説させて頂きます。
③適応障害
環境の変化や仕事や生活上のストレスの多い出来事などが原因となって起こり、日常生活に何らかの支障をきたすものをいいます。環境の変化やストレスの原因から3カ月以内(通常は1カ月以内)にうつ気分や不安感などの情緒的な障害、動悸やふるえなどの身体症状、ときに乱暴な言葉が出てしまうといった行動の障害など様々な症状が起こりえます。適応障害は個人的素因がある程度関連すると考えられていますが、ストレスがかかる大きな出来事があれば、誰でもかかりうる病気です。また、適応障害が続くと「うつ病」など、他のこころの病気になる場合もあります。
④PTSD(心的外傷後ストレス障害)、ASD(急性ストレス障害)
通常では起こることのないような出来事(暴力事件やテロ、災害など)が、自分や身近な人に起こることがきっかけで発症します。この出来事をトラウマ体験と言います。PTSDはトラウマ体験後、通常6カ月以内に、再体験(原因となった外傷的な体験が、意図しないのに繰り返し思い出されたり、夢に登場したりします)・回避(体験を思い出すような状況や場面を、意識的あるいは無意識的に避け続けるという症状)・過覚醒(交感神経の亢進状態が続いていることで、不眠やイライラなどが症状として見られます)などが出現し、この症状は1カ月以上続き、その苦悩により社会機能が低下します。
ASDの場合、PTSDと類似した症状の他、注意力が低下し、ぼーっとする、感情が乏しくなる、現実感がなくなる、トラウマ体験を思い出せなくなる等、解離性症状に特徴があり、症状は通常トラウマ体験後4週間以内に出現し、2日~4週間以内に消失すると考えられています。
今回はここまでです!
次回もこの内容の続きをお話させて頂きます(^^♪